世界に一着のみ!加賀友禅&加賀繍色打掛披露勉強会
- ウエディング
- 2023.10.30
10月初旬に、KOTOBUKIオリジナル加賀友禅&加賀繍色打掛の披露勉強会を行いました。
世界に一着のみ。
加賀友禅作家の久恒俊治先生、加賀繍の横川佐知子先生、染色の販売からスタートされた石坂商事㈱様にご尽力頂き、この色打掛が仕上がりました。
それはそれはとても美しく滑らかで、優しい藤紫の加賀友禅の色彩の上から加賀繍の刺繍が施された唯一無二の色打掛です。
美しすぎて美術館にでも飾っておきたいような感覚になりました。
ですが、久恒先生のお話に
「人を引き立たせるのが友禅。主張しすぎず、100%の絵柄にせずに、少し控える。人が袖を通して100%」
と仰ったことがとても心に残っています。
ですので、この加賀友禅&加賀刺繍の色打掛は飾っておくものではなく、お似合いになるお客様に袖を通していただき完成するもの、一生に一度の晴れの舞台で是非この色打掛をお召しになりたいお客様にご案内させていただこうと改めて感じました。
また、友禅の主張しすぎず少し控えたところが、なんとなく北陸の女性に似ているような気しました。
横山先生のお話もとても興味深く、加賀繍は加賀友禅と同じく国指定の伝統的工芸品に指定されており、特徴としては綿を使ったり糸を何重にもして厚みがあることや(3D)、ぼかしぬい(グラデーション)をするので糸の種類(色)が限りなく必要だということ。
今回の色打掛に使用した金糸は、本金の糸を使っているので何年経っても色褪せないことなどをお話しくださいました。
この色打掛をお召しいただく新婦様ご夫婦も、きっと何年経っても色褪せないお二人なのだろうな〜、なんて思いながら話をお聞きしていました。
また、石坂商事(株)様がこれまでの加賀友禅染料についての課題をあらかじめヒアリングされており、光や水に弱いところを改善された染料をお作りになられました。
これまでの友禅染料を法的機関に出されて実験計測された数値と、新しく開発された染料を法的機関に出されて実験された数値を比べると明らかに良くなったそうです。その新しく改善された染料を今回使用した、初めての色打掛でもあります。
「過去と現在の融合による未来への工芸の創造」
この色打掛は皆様のこの思いが一つになり、仕上がった作品であり、商品です。
お袖を通して立体的になり、お召しになる方が引き立ち100%になる。
本当に美しい、、
最後は、KOTOBUKI社長をはじめスタイリストからの質問が沢山!!!
内容はお越しになられて、実際スタイリストからお聞きくださいね。